形の真っすぐと、錘を糸で吊り下げた鉛直線の方向の両方を含んでいます。
英語の原書では <アップライト> です。
形の真っすぐを作るためには、
・股間節を伸ばし、
・背骨にある三つの湾曲をできるだけ小さく保ち、
・頭を背骨の真上に乗せなければなりません。
通常の立ち方では頭は背骨の真上よりも前に位置していますから、頭の重さが前にかかって背中が前に曲がりやすい傾向にあります。
頭が前に出たら、釣り合いをとるためにお尻が後ろに出ます。
頭のてっぺんはつむじの辺りではなく、おでこの髪の生え際辺りと思って、顔を少し上向きにすると頭が背骨の真上に乗ります。
背骨はおなかの後ろ辺りで大きく曲がっています。
はらわたを胸に吸い上げる気持ちになって横隔膜を上げ、肩を下げると背骨が真っすぐに伸びます。
壁に背中を当てて立ち、おなかの後ろ側にある隙間が小さくなるようにすると、力の使い方がわかります。
技術書(ザ・ボールルーム・テクニック)では、
外見上の姿勢と体重の支え方を合わせて <ポイズ>という呼び方で示してあります。
男子
頭は直立させ真っすぐな姿勢で立つ。
・ボディーはウエストで引き締め、
・体重は足のボールの方向へ前方に保ち、
・肩はリラックスさせ、
・膝はほんのわずかに曲げて保つこと。
女子
真っすぐな姿勢で立ち、
・ボディーはウエストで引き締め、
・体の上部と頭はわずか後方で少し左側に、
・膝をほんのわずか曲げ、
・体重を足のボールに置く。
形の真っすぐができたら、踵を高く上げてトーで立ち、ふらつかない立ち方を練習して鉛直線状の立ち方を身に付けます。
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