2016年8月26日金曜日

真っすぐに立つ、ということ

ダンスで真っすぐというのは、
形の真っすぐと、錘を糸で吊り下げた鉛直線の方向の両方を含んでいます。

英語の原書では <アップライト> です。

形の真っすぐを作るためには、

・股間節を伸ばし、
・背骨にある三つの湾曲をできるだけ小さく保ち、
・頭を背骨の真上に乗せなければなりません。



通常の立ち方では頭は背骨の真上よりも前に位置していますから、頭の重さが前にかかって背中が前に曲がりやすい傾向にあります。

頭が前に出たら、釣り合いをとるためにお尻が後ろに出ます。

頭のてっぺんはつむじの辺りではなく、おでこの髪の生え際辺りと思って、顔を少し上向きにすると頭が背骨の真上に乗ります。

背骨はおなかの後ろ辺りで大きく曲がっています。

はらわたを胸に吸い上げる気持ちになって横隔膜を上げ、肩を下げると背骨が真っすぐに伸びます。

壁に背中を当てて立ち、おなかの後ろ側にある隙間が小さくなるようにすると、力の使い方がわかります。

技術書(ザ・ボールルーム・テクニッ)では、
外見上の姿勢と体重の支え方を合わせて <ポイズ>という呼び方で示してあります。


男子
頭は直立させ真っすぐな姿勢で立つ。
・ボディーはウエストで引き締め、
・体重は足のボールの方向へ前方に保ち、
・肩はリラックスさせ、
・膝はほんのわずかに曲げて保つこと。

女子
真っすぐな姿勢で立ち、
・ボディーはウエストで引き締め、
・体の上部と頭はわずか後方で少し左側に、
・膝をほんのわずか曲げ、
・体重を足のボールに置く。

形の真っすぐができたら、踵を高く上げてトーで立ち、ふらつかない立ち方を練習して鉛直線状の立ち方を身に付けます。

関連参照:



2016年8月20日土曜日

姿勢・ホールドなど

パーティに行ってきた。

本当は自分のルーティンを確かめるためだったのが全然違う方向にいってしまった。


姿勢やホールドに関するところだ。

まずは、ホールドのところ。

一番の収穫は右手のホールドの固定。

女性の左脇の下に右手の上部5cmくらいの位置で固定させる。踊っているときでも時たま確認すること。


こうすることによって安定する。

たまに確認のために上げるくらいでいいと思う。


姿勢は前バランスを保ち、お尻を突き出し姿勢を低く折るのだ。

タンゴも含めてスタンダードすべてに共通する。

下に沈み、上に伸びるのだ。


また、へその位置を女性に向けるように絶えず意識し、確認する。

とくにPPのポジションでは意識することが大切だ。

いい習慣をつけていくことが必要なのだ。


ほかの自分がわからない理論には取り合わない方がいい。

わからないことはわからないのだから。


関連参照:


2016年8月13日土曜日

パーティは選べー2

お盆で帰るところがないので近くでやっているパーティに行ってみた。

案の定、普段より空いていた。

ゆっくり踊れると喜んだのだが、なかなかそうはいかない。

踊りますか、と声を掛ければ、嫌々に席を立つ女性がいた。

疲れているならそう言えばいいのだが、こちらも気分が悪い。

それで直ぐこちらから断った。

顔は見たことがある人だが、しばらくは決してこちらからは誘うことはないだろう。

こういう小さな感情的なやりとりというのはよくあるものだ。

また、よくあること、と割り切るのが大人のやり方だろう。


会場は普段より6~7割程度なので、ゆったりしているのだ。

自分なりのルーティンでワルツ、スロー、タンゴを踊ることが出来た。

タンゴは相変わらず単調だが、仕方ない。


どうしても感情を引きずるパーティにはしばらく行かなければいいのだ。

ここでも「パーティは選べ」ということになる。賢くなれ。