ダンスパーティに行くと、顔見知りができる。
その人は、パーティでもよく見かける。髪の毛は短く、目はギョロリと鋭い。かなり年季を積んだ踊り手で、自信に溢れている。
先日あるパーティで、ちょうど隣合わせた。
私に話しかけてきたのだ。
「あんたいくつ?」
「あんまり答えたくないが、、、」
と答えを濁ししつつ私は、アバウトで返事をした。
すると、
「わたしは、いま80歳。昭和13年生まれだよ。あと5年は踊るつもりなんだ」
「えっ、そうなんですか。それにしても若いですね」
事実その人はがっしりした体躯で力強い。タンゴを踊るときなど迫力がある。
そんな踊りを見ていると、5年どころか10年ぐらい踊っていそうに思える。
「いつもある程度体を動かしていれば、なんとかなるものだよ。しけ込んじゃダメ。そう思わない?」
言われてみてそう思う。
事実、自分の生活の中で筋トレも必要に迫られ始めたし、体を動かすことに興味も失っていない。歩き方や普段の姿勢などにもこだわりがでてきた。
登山家でも高齢であらたな挑戦をしている人や100歳越えの元気な人をテレビなどでみると自分も努力すればある程度までいくのじゃないかとさえ思えてくる。
頭も使い、身体も適度に動かす。多少の刺激がある。だから、ますますダンス熱は高まるのでありました。
●基本的なこと
社交ダンスの基礎知識