あるパーティで、Yさんと出会った。何年ぶりだろう。
「おう、久しぶり」
「ほんと、元気なの?」
といった具合にすぐにうち解けた。
彼女は身長が160cm以上あり、目がクリッとして愛嬌がある。
その女性は習い始めた頃のサークルにいた。そのころからかなり上手だった。
「ずいぶん、上手になったわね。あのころ、あなたはピョンピョン跳んでたわよ」
赤面するような事を平気で言う。そんな感じだったんだと思う。
私はそのサークルに入って半年もしないうちに事情があって、隣町のサークルに移った。
それから約10年ぶりだったのだ。
そんな彼女が突然どういう訳か講習会にも参加してきた。
私がいることも知っているのにどうしてきたのだろうか?
それで、2回ほど来てから、こんな説明をした。
すでに2つのサークルに入っている。
ひとつはとても気に入っていて抜けられない。
もうひとつは会計をやっていて少なくとも1年間は辞められない。
自分がいないとガタガタになっちゃう。
といって、3つ入るのは現実的に無理。続かない。
今回は申し訳ないけど入会できない、というのだった。
そんなこともある。それもこれもダンスの人間関係なのだ。
●基本的なこと
社交ダンスの基礎知識