どこかで見かけた女性がいた。
やってきて「踊ってください」。
すぐ思い出した。
そうだ、キンキラに着飾って重い感じの人。
都内某所で踊った記憶があった。
その人がまさか、こんなところまでやってくるとは。
仕方ない。踊った。
そしたらまたやってきた。
モダンの時間になったら踊って、とフリーダンスの時間にやってきた。
これもお付き合いはした。
この人、重いのだ。全然動かない人と踊るのはつらい。
そんなこちらの気持ちなどぜんぜん伝わっていない。
やっと解放されて、いろんなひとと踊る。
パーティの楽しみの一つはやはりいろいろな人と楽しく踊る、ということなのだ。
なかには終わって「ありがとうございました」と丁寧にあいさつをする人もいる。
そんなときは、こちらもうれしい。
また、タンゴを踊っているとき、右の手の位置を気にする女性がいた。
思い切って聞いてみた。
「身長が違うのだから手を下げて合わせるべきだ」との指摘。
「そうか」ありがたかった。言われなければ、気がつかずにいた。
こういう指摘はありがたい。今後、気を付けるようにするだろう。
今日は、変な日なのか。
受付の女性が一人の別の女性を連れてわたしのもとにやってきた。
ダンスのサークルを探しているらしい。
私のやっているサークルを案内したが、
「ほかにもいろんなサークルがあるから見学してみたらいいですよ」と紹介する。
そしたら、次にシューズはどこで売っているかと聞いてきた。
これにも応対して紹介した。
だが、同じ内容を何度も聞いてくるのでちょっと心配になることがあった。
結局明日のサークルに見学にやってくるというので、時間、場所など書いて渡す。
実に、いろんなことがあるものだ。
翌日、この人は来ることはなかった。
関連参照:
プロ/スロー・フォックストロット・Figure付き動画
スロー・フォックストロット 中級 ステップ
世界チャンピオンのダンスを見よう
●基本的なこと
社交ダンスの基礎知識