2015年3月10日火曜日

ホールドと立ち方

「個人レッスン」の一回目。

天気予報では間違いなく雨なのだが、いつごろから降るのか。

初級のレッスンが終わって駆けつけた時はほとんど降っていなかった。

生田は、わずかにけぶる中、T公民館に到着。


時間は一回30分。

課題を自分で決めていかないとあっという間に終わってしまう。

高いお金を払っているのだから有効に使おうと考えた。

また、いろんなものを犠牲にしているのだからとも思う。



それで今回のテーマを「ホールドと立ち方」にした。

以前からの課題をしっかり確認したいのだ。


ホールド

・お腹に緊張感を持たせて踊る。インナーマッスルを働かせて上半身を支配するのだ。
 仙骨を立てる、のだ。そのためには背筋を伸ばすだけでなく、ゆるく腰かけの姿勢が必要。

・プールで顔がようやく出ているくらいの水量で呼吸も難しいような状況を想定した。

・だからそんなに同じ姿勢で長い時間踊れない。「1分30秒くらいだからなんとかなるでしょう」とのお言葉。


立ち方

・男女とも左側が自分の領域。いつもそこにいなければいけない。

・左手のホールドに緊張感・メリハリを感じながら踊る。

左手もインナーマッスル、緊張感でコントロールする。ホールドも立ち方も上半身の問題、なのではなく、お腹、インナーマッスルの問題なのだ。


帰りがけの会話。
「あなた見た目、何となく、出来そうな感じなんだから」
「そうなんですよ。パーティなんかでも、踊ってみたら、なんだ普通じゃない」
と呆れられることがしばしばあるのだ、と説明する。

すると、先生は
「普通ならいいじゃない」ときた。

地獄のような30分間が終わる。次のカップルは、すでに待っている。

生田は足早に、じゃあーじゃあー雨が降っている外に飛び出した。

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