2016年12月28日水曜日

基本を丁寧に踊ると

パーティに行ってきました。

今年の最後のパーティでした。


今日の私のテーマは

・遠くを見て踊ること
・ベーシックにこだわって踊ること

の2点だった。

だから、目線は下を向くことはない、そういう状態を意識してキープしての踊りを心がけた。


それと、ベーシックにこだわってみたのだ。奇をてらうようなことはしないようにした。


そうしたら、

今日も、全体的に落ち着いて踊ることが出来た。特にタンゴが乗れた。

スローは折り返しのところで、
ファーラウエイ、テレマーク、スラウエーが自然な感じでできたのが収穫かもしれない。




関連参照:

スリムさんのダンス日記

2016年12月26日月曜日

困った人たち


社交ダンスの魅力を伝える『踊りませんか』という本の中で、著者・浅野素女が指摘してしている「困った人たち」のこと。

ちょっと紹介しておきます。

あなだのダンス教室にも、必ぐひとりくらいいろのではないだろうか?

こういう人、困るのよね、というタイプ。

ダンスのマナーにも通じるものがあるとして、五タイプに絞って挙げている。


「よくよく考えてみると、どれも結局は、ふたりで踊ることを知らない人たちである。
いずれかのタイプに陥ってしまうと、スローフォックスが求めるハーモニーはいつまで経っても獲得できないように思うのだが、いかがなものだろう。
 
そのひとつは、レッスンつけ型タイプ。
組んだ相手のダンスを四六時中直している。初心者にしてみれば、最初はけっこうありがたい。
このタイプは相手に対する優越感が生き甲斐なのかもしれない。
一見、親切なのだが、自分の方の技量はあまり眼中にない。
したり顔で教えてくれていて、実は的がはずれていた、ということもたびたび起こる。
 
ふたつ目は、文句つけ型タイプ。
とにかく相手の一挙一動に文句をつける。自分のことは棚に上げて、あなたがこうするから、ああするからうまくいかない、とくる。
自分の欠点はどうかというと、とんと見えていない。

最初のタイプと似ているが、自分がうまく踊りたい一心である。
 
三つ目は、シャドー人間タイプ。
男性に多い。うまく見える。きちんと踊っている。シャドーで踊る(ひとりで上体のポジションをつくっての練習)のが大好きである。
この手の男性には、シャドーで事足りてしまって相手を道具か何かだと思っている人がいる。
腕の中にポンと収まってくれる女性がいさえすればよい。

このタイプの人と踊ってみると、幽霊と踊っている感じがする。
パートナーは本人の引き立て役にすぎず、本当は私なんかいてもいなくてもいいのね、と言いたくなる。

四つ目は、頼り切りタイプ。
こちらは女性に多い。私はだめなのです、お任せします、と何から何まで相手に頼りっぱなし。
男性のリードを待つのは大切だが、それぞれが自立していないと、ふたりのダンスは成立しない。
シャドー人間と両極端をなす。
 
五つ目は、進歩願望ゼロタイプ。
毎回練習やパーティーには出てくるのだけれど、努力というものをいっさいしない。
楽しみでやっているのだからそれでもよさそうなものだが、自分を変えることを拒否して、ひたすら自分勝手流を貫く。これもまたいい迷惑である。
 
私が「困った人たち、と呼ぶ典型は以上の通りである。」

どうです?そうだなあ、いるいると思いませんか?

もしかしたら自分がそうなっているかも知れませんが、気を付けたいものです。


関連参照




2016年12月8日木曜日

安全に、丁寧に踊る。パーティ。


この間の我がサークルの主催のパーティでの転倒事故について専門誌にコメントが載っていました。

いわゆる「トライアル」の最中に起こった転倒の事故で、「大腿骨骨折、入院手術」となってしまいました。

わたしも面識のある方が、思いの外、大きな事故に遭遇してしまったことにショックを受けました。

このレポートの筆者は取材に行き、「以前のように踊ることができるのか」と心配している本人の感想を聞いています。


パーティのとき、女性は男性のリードをフォローしながら踊るのに懸命になっている。

こんなとき、男性はフロアクラフトを考えながら、安全を最優先に踊ることが求められている、と指摘している。

高速回転や連続した大きな移動を伴うフィガーの使用はしてはいけない、とも述べています。

このレポートを読んで、私も多少反省させられました。

やはり男性は女性にかっこよくしたい、と思っているのです。

どうしても、パーティのような場面では張り切ってしまうところがある。

背伸びもしてしまう。これがいけないのだと思う。

さきのレポートの筆者はこう言っています。

「本当の上級者の方は、シンプルなフィガーを丁寧に踊り、そこから感じられる音楽的な広がりのあるダンスを好む」

「一歩一歩の丁寧な”音楽の感じられるような”ダンスで」と結んでいました。


私が最近、感じていたパーティへの取り組み方も、まんざらまちがいではなかった、と思った。

あわてることはない。

これからも、
落ち着いて気持ちよく、安全を最優先に、音楽を楽しみ、ダンスを楽しんでいこうと思うのだ。


関連参照

2016年11月27日日曜日

ベーシック中心に踊る。


パーティに行ってきました。

今回は、先日の反省も踏まえてベーシックにこだわって踊ってみました。


前回ポイントとしてあげたのは以下でした。

・普段なかなかやらないことをわざわざしないこと。
・基本的なことを徹底的に完璧に。ベーシックをこころがけること。
・自分の普段からの課題をチェックするようにすること。


今日は、飛躍したところはなかったと思う。


>基本的なことをしっかりこなすこと。

これは、出来たと思われる。


>むずかしいことを、わざわざしない

これも出来た。


>普段からの課題をチェック

は不十分だったかも知れない。


全体的に落ち着いて踊ることが出来た。これでいいのだ。

落ち着いて、基本に忠実に踊ることだ、と思う

なんだかこれまでのものが、いったい何だったのかと思えるほど気持ちいい。


関連参照:


2016年11月24日木曜日

チェックする場。パーティ



生田は隣接している市のパーティにに出かけた。

巨大な体育館が会場なのだが、開始時間の随分前に着いてしまった。寒いので入場してみた。

驚きました。
もうすでにすごい人数で、座る席がなかなか見つからないのだ。

ようやく奥の方に空いている椅子を見つけ、寒くなったその日のためにわざわざ用意したコートを脱いだ。

その時である。

ダンスというのは不思議な魅力に溢れている。
みなそのトリコになっている。

一瞬、そんな感慨にとらわれたのだった。


もちろん、ダンスを楽しむために行くのだが、楽しむにはそれなりのものが必要だ。

パーティに行くと様子がちがうので、普段と違う自分が見えてくることがある。


では、なぜパーティに行くといつもとちがう自分になってしまうのか?

格好良く踊ろうとするのか?ふだんしないようなことをやってしまったりするのか?

パーティの帰りにたびたび感じるあの感情はどうしたら抑えられるのか?

<ポイント>
・むずかしいこと、普段なかなかやらないことをわざわざしないこと。
・基本的なことを徹底的に完璧にこなすこと。ベーシックをこころがけること。
・自分の普段からの課題をチェックするようにすること。

たとえば、
顔が近づきすぎていないか?へそは女性に向いているか?目線は下を向いていないか?
遠くを見て踊っているか?

などをチェックする場とするのだ。

忘れないようにしたい。

参加する前に書きだしておき、これをチェックしに行くようにする。

これを当面の課題とする。そうしないとまた、あのいやな感情に陥ってしまうのである。


関連参照:

2016年9月29日木曜日

プログレッシブ・サイド・ステップのこと


ダンスの技術書「ボールルーム・テクニック」。

ここに、タンゴの足型2番としてプログレッシブ・サイド・ステップが紹介されている。

たぶん聞いたことがないステップだと思います。

ワルツのクローズドチェンジと同じで、いまほとんど踊られていません。 

こう書かれています。

-------------

足型2番 プログレッシブ・サイド・ステップ(PSS)
               タイミング (カウント):QQS

男子:
< CBM:なし>
<1.左足 CBMP に前進、方向は先行の足型による、フットワークH>
<2.右足 横少し後ろへ、フットワークIE(インサイド・エッジ)>
<3.左足 CBMP に前進、フットワークH>
 回転量:第一歩と第三歩に少しのCBMが用いられる場合は、少し左へ回転することができ
る。>

女子:
< CBM:なし>
<1,右足 CBMP に後退、方向は先行の足型による、フットワークBH>
<2.左足 横少し前へ、フットワークBのIE,H>
<3.右足 CBMP に後退、フットワークB>

  -------------

だが、習ったことがないので今イチよくわからないので、調べていたら、

「タンゴの基本」http://tango-figure.blogspot.jp/) というホームページにあった。

かなり古い動画と思わせるものだが、
どんなステップなのか左右両方から見せていて、よく分かる。ここの3番目に出てきます。

ほとんどの人が見たことがないステップだと思いますが、なぜこのステップに注目したのか。

『ダンス上達の道しるべ』に、こうあります。

 「右足は左足の横少し後ろですから、、その右足に体が確実に乗り切ったら、
 左足に乗り切っていた体が少し後戻りをして、前後の揺れ(ロック)が現れるはずで、
 これがプログレッシブ・リンクの決め手として必要のものです。」

詳しくは以下を参照
http://www7b.biglobe.ne.jp/~seichi/tango.html#purosai


ちなみに、「ボールルーム・テクニック」には、プログレッシブ・リンクの解説はこうです。
  -------------

足型3番 プログレッシブ・リンク   (QQ)
男子:
< CBM:なし>
<1.左足 壁斜めに CBMP に前進、フットワークH>
<2.右足 壁斜めに面して PP で横少し後ろへ、フットワーク足のIE,左足BのIE>
< 註)第二歩をとる時、右サイドを少し後ろへ引く。>

  -------------

男子の足の位置をプログレッシブ・サイド・ステップ(PSS)と比較してみてください。

プログレッシブ・リンクはプロムナードに続けるために方向を指定してありますけれども、ステッブの仕方はプログレッシブ・サイド・ステップと全く同じです。(『ダンス上達の道しるべ』)

ですから、プログレッシブ・リンクを踊るときのたしかなヒントになるのです。


2016年9月22日木曜日

居場所を広く・まっすぐに立つということ。

今日の自主練習に I さんが来ていた。

学生時代に踊っていた、いわゆる学連の出身だ。

再び踊れる状況になったので、我がサークルに入ってきた。

自主練習の最後の時間帯にその彼女と踊る機会があった。


そこでワルツを踊り、例の右手のことを話すとこともなげに

「右側の空間を少しでも大きく開けておいてくれればありがたい。ホールドはこんな感じで」

と具体的に指摘してくれた。女性の居場所なのだ。

男性は女性の肩甲骨のところに右手の平をあて、手の甲から4~5cm上の部分の内側を脇の下にフックのようにあてがう。

その輪を崩さないようにすればいい。

また、たとえばオープンインピタスのところでも上下してしまう腕、ホールドは平行に輪(フレーム)はそのまま移動すればいい。これはまっすぐの延長だ。

PPのところも、もちろん臍の位置も大事なのだがやはりホールドを狭くしてはいけない、とさらっと指摘してくれた。


へそ問題と向き合う、などと意気込んでいたのだが、分かれば、案外かんたんなのかも知れない。

今度踊るときに、また、しっかりと確認チェックしてみよう。

関連参照: